事実、国際関係に注力しすぎることなく、ビジネス、公共政策、地域研究がバランスよく配置されたプログラムであるように思う。尚、Foreign Policyによれば国際関係分野では世界7位とのこと。
コースは私が通う2年制のMPIA(Master of Pacific International Affairs)とエグゼクティブコースとしての1年制MAS-IA(Master of Advanced Studies in International Affairs)と学士と修士がセットになった5年制(学士3年、修士2年)のBA/MIA(Bachelor of Arts in International Studies and Master of International Affairs)の3つで構成される。以下断りのない限り、MPIAについての記述になる
カリキュラムは①必修+②トラック+③地域の3つで構成されており、約120名近くが学ぶ。(公共政策大学院としては小〜中規模)カリキュラムの具体的な構成は以下の通り。
- 必修
- Globalization
- Quantitative Methods
- Policy Making Processes
- International Politics & Security
- Economics (Managerial & International)
- Accounting & Finance
- Language ※地域に応じて
- Capstone Courses ※どれか一つ
- Strategy and Negotiations
- Policy Responses to Global Problems
- Evaluating Technological Problems
- トラック
- International Economics
- International Management
- International Politics
- Public Policy
- International Environmental Policy
- International Development & Nonprofit Management
- 地域
- China
- Japan
- Korea
- Latin America
- Southeast Asia
とここまでが教科書的なお話。UCSD自体が1960年と新しいこともあって、このIR/PSは1987年設立と公共政策大学院の中ではかなり新しい方。1987年という数字でピンとこられた方もいるかもしれないが、そう日本がバブル真っ盛りの中で設立されたのが、本大学院なのである。※2 当時、今後のアメリカの最大のライバルになりそうな不気味な日本をちゃんと研究せねば!ということでIR/PSができたとかできないとか。悲しいかなその後の「失われた20年」でアメリカの大多数の興味は中国へとシフトしたわけだが、今でも立派な日本研究が行われている全米で数少ない大学院なのです。(西海岸だとUCSD、東海岸だとColombiaくらいでしょうかね。)
※1 来年からGlobal Policy and Strategy (GPS)になるとのこと。覚えやすくてなんかかっこいいぞ!
※2 どうも1987年に初めて「バブル」という言葉が出てきたらしい
0 件のコメント:
コメントを投稿