2014年9月14日日曜日

TOEFLをいっぱい受けたこと

TOEFL。北米の大学院を受けるにあたり多くの人が受験せねばならない英語のテストである。(IELTSで行けるところも結構あるけどね。北米の公共政策ではTOEICだけで行けるところは知っている限りではない)

リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4パート、各パート30点満点のトータル120点満点のテストである。北米の名だたる公共政策大学院の足切ラインは100点であることが多い。※事実SIPAからは「100点ないと選考プロセスにのらないのでよろしくね!」という親切なメールが届いた。ただIR/PSは例外的に低くて、90点なくても大丈夫と書いてあるのだが、合格者の平均は100点越えているらしい。

大学院受験のプロセスは、①TOEFLor IELTS)②GMAT/GRE、③レジュメ、④エッセイ、⑤推薦状、⑥インタビュー(公共政策大学院では実施有無は大学による。IR/PSはありました。)で構成されるのだが、個人的に一番厳しかったのがこのTOEFL。悪魔のごとく私の心と体とそしてお金を蝕んでいきました。初回の77点から始まり、100点オーバーまでに計22回受験。1回仕事で受けられなくなったことがあるため、申し込みは23回。Abenomicsによる円安の影響をもろに受け、$1100円としても、$230×23回=*25千円としても、$5,290。つまり約53万近くを受験料に費やしたことになる。まさに「あの金で何が買えたか」である。※1 かつ出願直前まで点数がそろわないと、精神衛生上も厳しいものがある。また社会人受験者にとって平日は仕事前か仕事終わりしかまとまった勉強時間をとれないのも大きなハードルである。マーフィーの法則ではないが、勉強が佳境の時こそ仕事は忙しくなる。。

このTOEFLという試験は実によくできていて、「迷った時は全部C選んだら10点上がったぜ!」ということは残念ながらほぼない。リスニングが上がればリーディングが下がるなど、うまーくできているのです。なので、90点代前半が続くとか、なかなか100を超えないという、TOEFL被害者が続出するのである。事実、私も出願直前に3連続で97点を取ってしまい、もはや笑うしかなかった。。

逆にいうと自分の実力が反映されやすい試験でもあり、きちんと対策をすればおのずと(時間がかかるかもしれないが)結果がでるテストでもある。また100点を超えれば、大半の公共政策大学院にはある程度の自信をもって出願ができる。しかしながらTOEICに比べ、参考書などの絶対数が少なく、かつ高額である。私自身22回受験するにあたり、やみくもにやっていたわけではなく、かなり多くのTOEFL関連の本やブログを拝読し、ベストプラクティスを収集してきた。(100点越えるまで時間はかかったが。。)というわけで、次回以降何回かにわけてそれらのエッセンスを抽出した各パートの勉強法を紹介したい。


1 あの「ななつ星」にも余裕で乗れますね。(34日コース 21室ひとりあたり約39万〜)

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